外観はQCXとほとんど変わりませんが、5バンド仕様で将来的にはファームウェアの更新でSSBも運用できるというQMXです。QMXのMはマルチバンドとかマルチモード、QCXとQDXの合体とかさまざまなこじつけがなされていますが、小さな筐体の中に多くの機能を詰め込んだトランシーバーのようです。
まだ、実物を入手していませんが、マニュアルが公開されましたので翻訳しました。懇切丁寧に書かれていますのでキットの様子がわかるかと思います。


フォーラムを見ていると実際に製作された方からさまざまな情報が入っています。ファームウェアもどんどん改良されているようです。最新のバージョンを導入するようにしたいと思います。


これまでに頒布されたキットを組み立てた中で判明したことへの対応で、いくつか改訂があり、その部分を含んだマニュアルはバージョン001hになっています。 

組み立てについてHansが動画を公開ました。これまでフォーラムでさまざまなトラブルが取り上げられていましたが、それらへの対応を52Tipsとして紹介しています。製作を始める前にご覧になることをお勧めします。 Youtube動画
Hans 52Tips一覧pdf

組み立てマニュアルが改訂され1.00jになっています。最終ページの更新履歴に変更箇所が書かれています。
P10 ステップ14、参照された2.32は、正しくは今や2.33 P43、10mmのナイロンナットは9mm T501の準備を別の文書に移動 SMPSスペーサーナットを削孔することを推奨する部分を削除 コントラスト調整ポットをR305に訂正 セクション2.17の写真のキャプションを訂正(「de-threaded」なし)

QMXマニュアル翻訳
001h バージョンpdf


操作マニュアル
ファームウェア009用pdf


フォーラムでのHansの解説pdf

ファームウェアの最新バージョン
8月5日 1_00_009
組み立てマニュアル 9月24日 1.00j
操作マニュアル 8月7日 009


フォーラムから ファームウェア005pdf
フォーラムから ファームウェア006pdf
フォーラムから ファームウェア007pdf
フォーラムから ファームウェア008pdf

14MHzの感度が低いことへの対応pdf
フォーラムから PCBの端の処理についてpdf
フォーラムから 降圧コンバータpdf
フォーラムから 組み立て作業の始め方pdf
フォーラムから 組み立て中の検査pdf
フォーラムから 組み立ての注意点pdf
QRPLabsサイトからトラブルシューティングpdf

主な機能リスト:     QRP Labs webPageから

  • 80、60、40、30、20mバンド
  • CWおよびFSKデジモード
  • QCX-miniのすべての機能(VFO A / B /スプリット、RIT、メッセージおよび周波数メモリ、ビーコン、キーヤなど)
  • 9V電源で4-5W出力 (12V電源で4-5W用に構築可能)
  • SWRブリッジ内蔵
  • 単一信号デジモード伝送(不要な側波帯ゼロ、残留キャリアゼロ、相互変調歪みゼロ)
  • CAT制御下でのソリッドステートバンドスイッチングと送受信スイッチング
  • 60〜70dBの不要なサイドバンドキャンセルを備えた高性能組み込みSDR SSBレシーバ
  • 内蔵の24ビット48kspsのUSBサウンドカード
  • CAT制御用の内蔵USB仮想COMシリアルポート
  • Si5351A 合成VFOに25MHz TCXOを標準装備
  • 構築が簡単なシングルボード設計、プロ品質の6層、スルーホールメッキ、シルクスクリーン印刷PCB
  • 工場で組み立てられたすべてのSMDコンポーネント
  • コネクタ:2.1mmパワーバレルコネクタ、USB-C(オーディオおよびCAT制御用)、BNC RF入力/出力、オーディオ出力用3.5mmジャック、パドル/ GPS / マイク/ PTT入力、およびPTT出力
  • テスト信号発生器とテストツールを内蔵
  • 周波数校正のためのGPSインターフェース, リアルタイムクロックと位置 (内部WSPRビーコン)
  • SDRソフトウェアで使用するIQ出力モード
  • スイッチモードレギュレータは、受信時、9V電源で電流80mA、送信電流は9Vで5W出力の場合は1.0ー1.1A(12Vで5Wの場合は約.12A)
  • オプションのアルミニウム押し出しカット/ドリル/レーザーエッチングされた黒色陽極酸化エンクロージャ
QMX

QRP Labs Multimode Xcvr

QMXの組み立ては手ごわかったです。6層基板のため熱が逃げやすく、ハンダが流れてくれません。60Wのコテを使いました。実装密度がことのほか高く、周りにあるSMDを壊さないよう気をつけました。
一つの作業工程ごとに確認を行い、確実に接続が出来ていることを確かめました。

to be continued

写真はQRP LabsのQMXマニュアルから

5/22 order
7/21 shipped
8/5  arrival
待っていたキットが届きました。FEDXではなく料金の安いPOSTで頼んだので時間がかかったのかも知れません。トルコから郵便書留で配達されました。
取り敢えず中身を確認しましたが、外見上破損はないようです。これからじっくり組み立てたいと思います。