宮城・山形・蔵王
家を7時頃に出ました。しかし通勤渋滞と重なってしまい、東京を離れるまでに思った以上の時間を食ってしまいました。
白石で東北道を降り、宮城県の遠刈田温泉から、蔵王を目指します。山の下では青空も見え快適な高原ドライブを楽しめましたが、蔵王のお釜に着いた頃には日も西に傾き、ガスが出てきてしまいました。雲の中にいる状態で長袖を羽織らなくては寒いくらいです。とりあえずお釜の展望台まで行きましたが見えたのはこの標識だけでした。
雲を通して、山の端に沈む夕日が見えます。まだ日没には時間があるはずですが山の上では夕暮れが早いようです。この天候では諦めるより仕方ありません。出直すことにしました。遠刈田温泉で待機し明朝再度来ることにします。

お釜からは直接流れ出る川はありませんが、沢を流れた水が瀧になっています。爽やかな空気とかすかな水音を聞きながら高原を楽しみました。
コマクサの群生地がありました。保護された区域に点々とコマクサが株を作っています。成長がゆっくりなのでまだ十分に育っていないようです。色も白っぽいのでもう盛りを過ぎてしまったのかも知れません。
遠刈田温泉の無料駐車場
街の中心から少し外れたところにすてきな駐車場がありました。多目的広場としてファイヤーサイトや炊事場、ベンチ、トイレなどが設置されています。この広場の奥はかっての金山跡とのことで、いくつもの坑道跡を見ることができます。
ここで一晩泊まらせてもらいました。街の中の共同温泉は300円で夜10時過ぎまで利用できます。無料の足湯もありました。
翌朝、朝食前にお釜に登りました。遠刈田温泉から車で約40分。翡翠色のお釜を見ることができました。朝は空気が安定しているのかすっきりとしています。遠くの山々の連なりが雲の広がりの中に見えます。お釜の上では鳥の群れがくるくる円を描きながら舞っています。
苅田岳から馬の背、避難小屋、熊野岳(熊野神社)へと歩くことにしました。日が昇るにつれてお釜の様子も少しずつ違って見えてきます。寒く感じた気温も徐々に上がり、高原の花々を見ながらのんびりしたトレッキングを楽しみました。
高畠ワイナリー
山形県ではたくさんのフルーツが作られています。沿道にも斜面にビニルハウスが造られ葡萄の栽培が見られました。また、もっと大きなビニルハウスにはサクランボが作られているようです。
ワイナリーの看板に惹かれて立ち寄りました。ラ・フランスや桃のワインなど甘いワインがたくさんありました。
米沢の上杉鷹山像
上杉神社に詣でました。
「なせばなる、なさねばならぬ何事も、なさぬは人のなさぬなりけり」という言葉で有名な江戸時代後期の米沢藩主です。
お城はありませんでしたが、立派な神社に祭られていました。
米沢の街を散策
上杉神社の大きな駐車場に車を置かせてもらい、米沢牛を食べに出かけました。たくさんの店が米沢牛ののぼりを立てていますがオーソドックスにステーキとみそ漬け、しゃぶしゃぶをいただきました。
米沢織りの店などを見て回り、街を散策すると雪国らしい佇まいを見ることができました。出入り口に囲いがあったり、この写真のように蔵の窓にも囲いが設えてあります。雪を流すためでしょうか幅の広い水路もたくさん見かけました。

平成19年8月初旬

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