設定といっても、簡単です。抵抗とコンデンサーで時間を設定していますから、抵抗値をスイッチで切り替えるだけです。
明るさのセンサーはcdsやフォトTrが使えます。ひとつ気をつけたいのは、自然の明るさは大変緩やかに変化していくことです。cdsやフォトTrの出力をそのまま、電灯の駆動に使うと、点灯の始まりの段階で点いたり消えたりチカチカしてしまいます。ヒストリシスを持たせることは必要です。
また、暗くなって点灯し、一定時間経ったとき消灯します。しかし、そのころは真夜中です。センサーがこれを夕方がきたと勘違いしては困ります。真夜中にまた点灯してしまいますからね。そこで、一度消灯したら、センサーが朝がきたことを関知しないと、次の点灯をしないようにします。
テストなどで、消えている電灯を点けるときには、センサー部を明るくして(朝がきたよと教えて)もう一度暗くすると点灯するわけです。
たまには、明るいのに点灯してしまうことがあるかもしれません。そんなときのためにリセットスイッチを付けてあります。
電源は12Vで動作します。回路の動作用には良質の電源を使ってください。ちょっとノイズに弱いところがありますので。もちろん、電灯用にはACでも大丈夫です。
庭のアクセントとして、庭園灯をつけています。このセットには、夕方暗くなると点灯し、明るくなると消えるコントローラーが付いていました。しかし、夜の間ずっと点灯しているのが気に入りません。一定の時間が経ったら消えるように細工をしました。
タイマーICを入れただけですが、時間の設定を冬用と夏用、選択できるようにしました。夏至のころは7時近くなって点灯しますから、11時まで点くようにするには4時間で設定してあります。冬には4時をすぎると点灯しますから6時間程度で設定しています。