電源を作ったとき、どの程度の電流をとったら電圧降下が起こるのか、試験をしたいときがあります。
 また、各種の電源アダプターが市販され、ジャンクとしても市場に出回っています。中には、無負荷ならある程度の電圧が出るものの、負荷をかけるととたんに電圧降下を起こすものもあります。
 この装置は、負荷の値を変化させ、流れる電流の量を計れるようにしたものです。

回路図はこちら
 至ってシンプルな回路です。

大きなトランジスタを使っています。放熱をしっかりすれば50A程度まで流すことができるそうです。どのような用途に使われていたのかわかりませんが、ジャンクやさんの店先で見つけてきました。ダーリントン接続されたトランジスタが組み込まれているようです。単純にベースに加える電流を調整して流れる電流を変化させています。

負荷部分です。セメント抵抗を使っています。20w1Ωのものを並列につないで0.5Ω40wとして使いました。
単純に計算して、10A流したとすると、50wになってしまいますから、もう少し大きな抵抗がほしいところです。
ケースに密着するように取り付け、少しでも放熱するようにしています。

同様の回路で、容量を増やし、電流と電圧を同時に見られるようにしたもの。


可変負荷試験器