電子工作をする上での小さなヒント
小物入れ


工作をしていると小さな部品が見当たらなくなってしまうことがある。一時的に退避させておきたいビスやナット、抵抗やコンデンサなど机上に置いておくだけで行方不明になってしまう。
そこで、小さなケースを使っている。ペットボトルの口の部分を切り取り、そこに別の蓋をはめ込む。固定しずらい場合はホットグルーを流し込んで固めている。小さな小物入れとして使い勝手はなかなかいい。廃棄するものの再利用なのでSDGsにも叶っている。お試しあれ。

パドルと一体型は便利なのですが、使い慣れたパドルで練習したいときもあります。また、パドルの調整のときなどちょっとした試し打ちの場合にも使えるようジャックを付けました。ボタン電池はスポット溶接でニッケルストリップを取り付けハンダ付けができるようにしました。スペースのないところに使うにはこうした細工も有用です。
ATtiny402を使ったモールス符号発信器をキャップの中に組み込みました。電池はCR2032を入れています。キャップの大きさにピッタリなピエゾ素子を組み込んでいます。消費電力が小さいので電源スイッチは省略して1分ほど使わないとスリープするようにしています。また、パドルの入力ミスを防ぐためバッファを入れました。速度調整はボタンを押すごとに1WPMずつ速くなり、10~30WPMの間に設定できます。自作のパドルに組み込みましたが、とてもコンパクトですのでいろいろなパドルと組み合わせることができると思います。
ボトルキャップ ガジェット
RFチェッカー
ダイオードで倍電圧回路を組み、強電界の中で発生した電気でLEDを光らせる簡単な回路を組み込みました。同調回路がないので広い範囲の周波数に反応しますが、感度はとても低いです。アンテナ周りの電波強度を見ることができます。
切り取った部分をうまく調整すると、蓋の内側の枠にしっかりとはめ込むことができる。首の長めのペットボトルがおすすめである。
ボトルキャップ ガジェット
音程可変トーン発信器


少し感度を上げるために電池を組み込みました。電波を受けて、トランジスタで感知し、LEDを点灯させます。リグの近くに置いておくと送信に従ってLEDが点灯します。

導通を確認するためのガジェットです。金属などに触れるとLEDが点灯します。指で触れても微かですが点灯します。電圧のある部分に触れると極性がリードの極と合っていればLEDが点灯します。100Vなどの交流にも点灯します。製作途中でちょっとした確認をするには便利です。


ボトルキャップの中に100Ωの抵抗を並列にして組み込み。BNCコネクタに接続しました。耐圧はあまりありませんがQRPでの使用には便利です。
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電源スイッチを付けるスペースがないので、スリープ機能を付けました、復帰させるにはボタンか電鍵を操作します。スリープに入ったことを確認できるように物理ピン7にLEDを接続し表示できるようにしました。じかし、LEDは消費電力が大きいので動作確認する以外は外しておいた方がよいでしょう。

ボトルキャップ ガジェット
練習用キーヤー
ボトルキャップ ガジェット
導通チェッカー



打鍵練習をするとき音が聞こえるとわかりやすいです。ブザーのようなものでもよいのですが、音の周波数を設定できるトーン発信器を作りました。
ボタンを押すごとに500Hzから1000Hzまで50Hz毎に音が変わります。一度設定しておけば記憶されますのでお気に入りの音程で練習できます。

ATtiny402の書き込みについて問い合わせをいただいています。
プログラム書き込み済みのチップと27mmΦのピエゾ素子、タクトスイッチのセットを若干作りましたので、ご希望の方がいらっしゃったら分けします。こちらからご連絡ください。
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ボトルキャップ ガジェット
RFチェッカー その2
ボトルキャップ ガジェット
ダミーロード