NorCalのキットです。
モノバンドでアンテナのインピーダンスを測定します。インピーダンスが50Ωに近づくと高輝度LEDの光り方が弱くなり、マッチングが取れたことがわかる装置です。
NorCalの紹介ページはこちら
2011/05現在、このページは閉鎖されてしまったようです。マニュアルはNorcalのページから見ることができます。
同様の製品がこちらにありました。
20m、30m、40mの3種類があり、発振回路が内蔵されているのでアンテナにつなぐだけでマッチングの様子がわかります。
Tuner-Upper-20 (14MHz用)
タカチのYM−90というケースに入れました。LEDも超高輝度の青に変えています。
このキットはSMT(表面実装技術)を使っています。1.6mm×3.2mmのチップ部品をPCBに貼り付けていきます。しかし、心配はいりません。基板のレイアウトが手作り用に工夫されているので、拡大鏡とステンレスのピンセット、ハンダごてで工作は可能です。
ハンダ付けはちょっとした工夫が必要でした。チップ部品を取り付けるランドの一方だけに予備ハンダを薄くしておきます。次にピンセットでチップ備品を所定の位置に置き、押さえながら、予備ハンダの部分にハンダごてを再び当てます。すると、ハンダが流れてチップ部品の一方がランドに融着します。あとはもう一方のランドにハンダを流せばチップ部品の取り付けが出来ます。
私は最初、両方のランドに予備ハンダをして、失敗しました。チップ部品が予備ハンダに上に乗ってしまい、基板に密着しないのです。チップ部品の両端をハンダ付けしようとすると、チップ部品がハンダごてに付いてしまい、大変な苦労をしました。
安価なキットで、実用性もあり、チップ部品の取り付け練習用にとても便利なモノだと思います。お勧めです。
NorCalから送られてきたキット
送料込みで$12でした。
PayPalでの支払いが出来るので申し込んで1週間ほどで届きました。
Tuner−Upper−40 (7MHz用)
こちらはテイシンのTC−103というケースに入れました。スペースの関係からアンテナ端子も前面に出ています。LEDはオリジナルの超高輝度・赤です。
このキットはすでにRetireになっていますが、マニュアルはNopcal Qrp Clubのサイトで見ることができます。