ミヤマMS−500Mに交換しました。

組み上がってしばらくしたところで不具合が発生しました。PowerMeterモードにすると表示がおかしくなるのです。それも正常に動作することもあれば、とんでもない値を表示することもあります。
回路図を追っていくと、どうやらSW1が怪しいようです。導通を調べてみるとSW1aが不安定です。
そこで、ハンダ付けをやり直しました、しかし、今度はSW1のレバーが動かなくなってしまいました。4SQRPのRichに代替SWを譲って欲しいと連絡すると、SW自体は中国製か香港製の一般的なもので、手持ちはないとのことでした。また、このようなトラブルは私だけでなlく他にも起こっているとのことでした。
その原因として、このスイッチはハンダ付けの際、内部にハンダが流れ込んでしまうことがあるようです。

不具合のあるSW1をペンチで握りつぶして壊し、基板にハンダ付けされているタブを取り外しました。そして、日本製の3PDTスイッチに交換して修理しました。

これから作られる方は最初から日本製の部品を使った方がよいかも知れません。

Parts listを参考に部品を確認することから始めます。

コンデンサは、3種類ですが外見が似通っています。
抵抗は1%誤差のものですのでカラーコードをしっかり確認し分類しておきます。

日本製の部品のタブにはしっかりハンダの流れ込みを防ぐ処理がされています。

QRPOMETER

元のSWを壊して、基板を痛めないようにしました

Four State QRP Group
a QRP Power / SWR Meter Desined by David Cripe, NM0S

デジタル電圧計の小数点を規定します。購入時にはR7の端子がショートされていますが、これを外し、R8の端子をショートします。
マニュアルを読みと、端子をショートすることだけが必要なように読み取れますが、R7のショートを外す必要があります。

老眼のため、ルーペを使いながらの作業でしたので組み上がるまで、トータルで5時間ほどかかりました。
校正方法も工夫されていて簡単にできました。パワーの測定ははっきりと数字で出てくるのでわかりやすいです。90×130×30mmと大きいので持ち運びには適さないと思いますが、ホームでの使用には便利だと思います。
日本からの注文は送料込みで$60でした。
ネットでQRPOMETERで検索すれば見つかると思います。

4sqrpというグループから販売されているパワーメーター、SWRメーターのキットです。
このキットは表面実装部品を使わず、すべてスルーホール部品で、コイルも使っていません。
3時間もあれば組み上がってしまう構成ですが、パワーメーターで2%、VSWRメーターで5%という精度を持っているとのことです。
ケースも独特で2枚の両面基板で挟み込む形態です。

4SQRPのサイトからダウンロードできる組み立てマニュアルは図や写真が挿入されていず、文章のみです。別のところに公開されている写真を参考にすることができるのですが、少し不親切な感じです。
そこで、翻訳すると同時に参考となる写真も取り込んだ組み立て説明書にしてみました、

この説明書に従って作業を行えば、特に難しいところはないと思います。
ただ、取り付ける抵抗の数が多いので、間違いなく取り付けるよう、チェックしながら作業を行います。私は一部で取り付け場所を間違えてしまい、手直しに時間がかかりました。
U1 LM337Lの取り付け穴が小さく、リード線が入るにくいので、リード線を短めにして少し力を入れて差し込む必要がありました。

基板2枚で挟み込んでケーシングするというユニークな構成になっていますが、ハンダ面が表に出てしまうので取り扱いに不安があります。
そこで、プラスチックシートを使って、カバーすることにしました。
下敷きに使われる程度の厚さのシートをはさみで切り出し、折り曲げて箱状にします。下側の基板はその中に入れてしまい、上側の基板で二をする形状です。
キットに付属している基板同士を留めるビスでは短すぎますので、3mmφ 30mmのビスに交換しました。
簡単なケースですが通常の使用では問題なく使えると思います。

日本語製作マニュアル pdf

追記・不具合の顛末