Pulse to Press

心肺蘇生法訓練のためのタイミング発信器

プログラム(Hex)

12F629用

12F675用

電源スイッチの上にある押しボタンスイッチで音を消したり、出したり切り替えます。

日本版蘇生ガイドライン2010が公表され、ガイドライン2005で行われていた胸骨圧迫30回ごとに2回の呼吸を行うことよりも、胸骨圧迫を継続して行うよう変更されました。

プログラム(Hex)
Pulse to Press 009

心肺停止の状態では、一刻も早く脳に酸素を送ることが大切です。心肺停止4分で50%、5分で25%に蘇生可能性が低下するといわれています。
多くの人が胸骨圧迫による心肺蘇生法を学び、緊急時には使えるようにしておくことが求められています。
救急車や医師が到着するまでの間に行っていられるようにしたいものです。
2010ガイドラインでは1分間に100回以上の頻度で胸骨圧迫をすることが望ましいといわれています。そのタイミングを覚えるための訓練補助器具を作りました。

プログラム改良版
胸骨圧迫30、呼吸2の割合といわれています。呼吸に要する時間はおおよそ8秒とすると、胸骨圧迫13回に相当します。そこで、緑LEDの点滅を初回は赤LED30回点灯後、その後は30+13で43回毎に緑が点滅するようにしました。
F629用   F675用

よりコンパクトになり、フォルムもかわいくなりました。

タクトスイッチの脚は内側に折り曲げ、リード線を付けて埋め込みました。
円筒形の部品がインダクタです。あまり太いものではこのスペースに入りません。

押しボタンスイッチは、写真の角のスペースにタクトスイッチをホットグルーを使って埋め込みました。
インダクタが結構大きいのでこの位置でやっと収まりました。100mHを使いましたが47mH程度でも大丈夫のようです。できるだけ小型のものを探してください。
これまで作ってきた装置では、呼吸のタイミングを30回ごとと、43回ごとに別々のものとしていました。
これらは訓練の状況によって使い分けるのですが、一つの装置でこの2つのモードを切り替えられると便利です。
2つのモードが切り替えられ、製作マニュアルに示した同じ回路で動作するようにプログラムをバージョンアップしました。
30回ごとに呼吸シグナルの出るのをAモード、43回ごとにシグナルの出るのをBモードとします。
このプログラムでは通常はAモードで動作しますが、4ピンをGNDに接続しながら電源を入れるとBモードで動作するようになります。そのモードは記憶され、その次からは変更されたモードで動作します。再度モード変更をする場合は、4ピンをGNDに接続しながら電源を入れることで変更できます。(回路図2にはPushswを入れてあります)

4ピンの入力端子はソフト的にウィークプルアップしています。そのため多少不安定なことがありますので、このモード変更を頻繁に行う場合には回路図2に示すように抵抗によるプルアップをしてください。

     回路図2             プログラムPTP007(hex)

モードの確認方法
Aモードで動作するときには、電源投入後、赤緑が高速で交互に点滅した後、1秒間赤緑とも点灯します。
Bモードの動作では、電源投入後、赤緑が高速で交互に点滅した後、0.3秒の赤緑点灯を3回繰り返します。

ボタン電池CR2032を使ってみました。48時間ほどスイッチを入れたままにしておきましたが大丈夫でした。ボタン電池でも十分な時間動作することがわかりましたので、よりコンパクトに組んでみました。
手元にブレスケアの容器がありましたので、その中に組み込みました。蓋が透明ですので、LEDはそのまま中に納めてあります。

回路図です。クリックすると大きくなります。

製作マニュアルPDFを作りました。

スイッチを入れると最初に赤・緑のLEDが点滅し、断続音を出して機能の確認をします。
その後、おおよそ100回/分の頻度でピッ、ピッという音と、赤LEDのフラッシュが繰り返されます。
可能な場合には胸骨圧迫30回ごとにマウス・ツー・マウスによる人工呼吸が望ましいとのことですので、30回ごとに緑LEDが点滅するようにしています。
この装置を使って、心肺蘇生法を訓練していただければと思います。

この装置は8ピンPICの12F629または12F675を使っています。
単四電池が3本入るケースを加工し、電池1本分のところにPICを納めています。
部品点数も少なく、簡単な回路ですので30分もあればできあがります。

この胸骨圧迫心肺蘇生法訓練用の機材は多くの方に使っていただき、それなりの好評を得てきました。しかし、改善点も明らかになってきました。
2号機として改善した箇所は次の3点です。
@上記のAモードBモードの切り替えはそのまま残しました
A音が小さいというご意見がありましたので、部屋の中なら全体に聞こえるくらいの大きな音が出るようにしました。
B大きな音が出たままでは、講習の際、,他のグループの迷惑になります。音が出ないようするスイッチを付けました。

Pulse to Press

取扱説明書pdf

プログラム(Hex)

     

P to P Ver2取扱説明書pdf

この装置についてのブログ

ケースに収めた全体の様子です。単四乾電池1本分のスペースに、どうやら組み込めました。
1号機とほとんど同じ外観ですが、使い勝手は向上したと思います。より多くの皆さんに活用していただき、胸骨圧迫心肺蘇生法が普及することを願っています。

配線は、変換基板の上で空中配線です。
これまでの回路より抵抗が1本とデジタルトランジスタ1個が追加されています。
ケースはこれまでと同じものを使いたいので、限られたスペースに入るようコンパクトに組み上げます。

回路図はこちらです。
クリックすると大きくなります。

製作マニュアルでお示しした回路にプルアップ用の抵抗を付加します。また、ピン4に抵抗のリード線を利用した端子を設けます。
この端子とGNDと接続した状態で電源を入れるとモードが切り替わります。
なお、このプログラムでは上記の操作をしなければこれまでのプログラムと同じAモードで動作しますので、Bモードを使う予定のある場合には、こちらのプログラムをお勧めします。

ブログ 心肺蘇生法訓練

P to P2 Ver2

GuideLine2015対応、光表示優先


ガイドライン2015からCPRの回数が変更されました。これまでは少なくとも毎分100回とされていましたが、毎分100回〜120回となりました。
そのため、このP to Pでも、毎分110回へ変更しました。
また、救急協会の方から、耳の不自由な方の指導において音ではなく光で表示することが有用であるとのお話を伺いましたので、そのような用途に使えるよう若干の変更を行いました。
このバージョンではスイッチを入れると光と音の機能確認のため高速の点滅と断続音が出ますが、初期設定ではその後の音は出ないようにしています。押しボタンを押すことで音を出したり停止したりすることができます。


その他の機能はこれまでのものと変わりません。モード切替もできます。