市販部品で作るミニ電鍵

ホームセンターなどで一般に市販されている部品を使って、電鍵を作りました。
確実に動作させるためには接点が大事です。金属どうし接触させて接点とするやり方もありますが、今回はマイクロスイッチを使うことにしました。
マイクロスイッチを基台側に取り付け、そのスイッチを棹部分で操作する方法は、他の方が実用新案を取得されているようですので、異なる方法を考えました。
 
 棹の内部にマイクロスイッチを埋め込み、棹が下げられたとき、基台と接触することでスイッチが入る仕組みにしました。

2枚のミニステー板の間にマイクロスイッチを挟み込みます。本来開いている穴のちょうど中間付近に新たに3mmφの穴を開け、2mmのビスでレバーが下になるように固定しました。
 マイクロスイッチのレバー金具を適宜曲げることで、符号を打つときのフィーリングを調整します。

つまみを固定するビスを少し、スペーサーから飛び出すような長さにして、そこに押しバネを被せます。また、基台にバネより少し大きな受け穴を設けてバネを支えています。
 棹の先端にスペーサーを取り付け、ダブルナットで15mm長の飾りビスを取り付けます。これを調整することで棹と基台との間隔(接点間隔)を調整します。

 基台は「人工大理石」という素材をネットで見つけ、使いました。普通のドリルで穴あけができ、適度の重さがあるので都合のよい素材です。

つまみは鍋の蓋や引き出しなどに使われるものを改造しました。この部品は4mmのナットになっています。
今回はすべての部品を3mmで行っていますので、必要な長さにビスを切り、写真のようにナットと一緒に接着剤でビスを埋め込みました。
これを棹に取り付けたスペーサーに取り付けます。

棹の中にマイクロスイッチを埋め込もうとしたとき、なかなかよいアイディアが浮かばなかったのですが、ネットを回っているときおもしろい部品を見つけました。
 「基板垂直取付スペーサー」というもので、立方体で垂直方向と水平方向にネジ山が切られているものです。大きさも6mm、8mm,10mmとあるようですが、手持ちのマイクロスイッチの厚みがほぼ6mmでしたので、VEB-306Eという型番のスペーサを使うことにしました。
このスペーサーを使い、2枚のミニステー板で棹を作ることにします。
スペーサーは棹を支える蝶番の部分、接点の開き具合を調整する部分、つまみの部分に使いました。