Eye LED Lightは秋月電子通商で売られている、人が出す赤外線を感知して一定時間LEDを点灯させる装置です。600円と安価なのですがなかなかの優れものです。CDSによって明るいときには点灯せず、暗くなって赤外線を感知すると点灯し、20秒ほどで消灯するようになっています。単四乾電池 3本で駆動しますが、省電力で結構長い間使うことが出来ます。
防水仕様ではありませんので、室内での使用になりますが、私は寝室に置いていて、停電になったとき起きあがればすぐ点灯するようにしています。少しの明かりでも急場しのぎには十分な明るさですので震災対策の一つです。


この本体だけでも便利なのですが、別の使い方を想定して、点灯と同時に音もでる装置を付加してみました。
人が出入りしたときに周りの人にそれが感知できると便利な場合があります。あまり大きな音で警報音を出すより、「あなたのことを感知しましたよ」という意味で優しい音を出すようにしました。

大きめの音を出すと言うことでスピーカーを使った回路を考えましたが、そこそこの音を出すだけでしたら圧電素子でも大丈夫そうです。
圧電素子を本体の裏側に貼り付けることで一体型の音の出るアラームにしてみました。
本体が人の動きを感知したとき連動してオルゴールを動作させるたまに、PNP型デジタルトランジスタを1本だけ使っています。この程度の付加回路は十分に本体ケースの隙間に入りました。
今、部屋の中で動作していますが、私の動きに応じて適当な音量でアラームを発しています。

オルゴールはスピーカーの筐体の中に組み込みました。私は手元にあった100均で購入した小さなスピーカーを使いました。また、オルゴールはおもちゃを分解したときに残しておいたジャンクです。市販のワンチップオルゴールを使えば、もっと小さく作れると思います。


本体との接続は、もともとこのスピーカーには3.5φのプラグが付いていましたので、そのまま活用しました。本体からの取り出しにはジャックの付いたコードを接続して使いました。

本体の電池ケースの外側にスペースがありますので、そこに付加回路を入れます。空中配線でも出来ますが小さくしたユニバーサル基板を使いました。

下の図をクリックすると大きくなります

回路図
Eye LED Light  Intelligent に音を付ける

回路は至って簡単です。
本体のLEDを制御している回路から信号をもらってきて、それにより電池からの出力を外に出すようにします。
回路図のように、PNPタイプのデジタルトランジスタ1本付加するだけです。

音を出すには、オルゴールの優しい音がよいと思います。ワンチップのオルゴールが市販されていますのでお好みの曲を選んでください。スピーカーで音を出すために、トランジスタと抵抗を1本使います。

圧電素子を使って本体に収納

本体からの信号の取り出し
LEDの外側の端子が動作するときGNDに落ちるところです。