SmallWonderLabsを主宰していたDave Benson K1SWLが設計したリグです。
4StateQRP Clubから頒布されています。
このキットはSWLのSWシリーズの流れを汲み、KD1JV Steve WaberのSODA POPの流れも汲んでいるという、マニア垂涎のものです。
当初HillTopper20として出されたのですが、40mバンドのものも追加されました。受信部はSWシリーズを受け継ぎ、送信部はSODA POPを受け継いでいます。DDSはQRPLabsでも使われているSi5351Aが使われ、周波数読み取りはモールス符号での音による表示となっています。
HillTopper40
銅箔基板によるケースに組み込むようになっている。
すべての機構がPCB基板の上に実装されています。ワイヤー配線はありません。
調整個所も2か所しかありません。DDSのキャリブレーションを行うところとBFOの調整だけですので容易に完成させることが出来ました。
アンテナをつなぎTuneを回すといくつもの局の交信が飛び込んできます。Tuneノブを押すごとに、100Hzと10Hzの変移幅を変更をすることが出来ます。
LCDなどによる見える形での表示がないので、最初戸惑いますが、ボタンを押すごとに、現在の周波数をモールスで教えてくれるので困ることはありません。
また、モールスのスピードは独立したVRで行ないますので、運用の途中でもスムースにスピードコントロールが行えます。
マニュアルにあるグループ分けで組み立てていきます。そこで使う部品が同じ番号を振られた小袋に納められています。キットを作るうえで大変な手間をかけていることが伺えます。ただし、静電気に弱い電子部品は別の袋にまとめられていますので、グループ別の袋と静電防止袋に入った部品を使って作業を進めます。
Steveにより頒布されたが数時間でsoldoutになり、入手が出来なかったSODA POP