早速、部品の確認をして、組み立てマニュアルに従って基板の組み立てをしました。マニュアルに組み立ての順番が書かれており、一つずつ、作業をしたらチェックを記入するようになっています。特に難しいところもなく30分ほどで組み上がりました。
基板上にジャンパー線が1カ所あります。基板に表示のあるD1とR13は使われません。
The 4State QRP Groupからキットとして販売されているCWフィルターです。オリジナル回路は‘73’誌の中の1994年の記事に基づいているとのことです。
コイルを巻くこともなく、すべての部品が表面実装部品ではないスルーホール部品(足のついた部品)を使い、初心者にも組み立てやすいキットです。
部品の定数を変更することで増幅率を設定できるので、外付けの附加装置としても、機器に組み込んでの回路としても使うことができます。
調整箇所がないことも、ある意味で使いやすいかも知れません。
ケースに入れて、まとめました。9Vの電池を内蔵し、屋外でも使えるようにします。
電源スイッチを2回路のものを使い、電源を入れるとこのフィルターを経由して音が出て、スイッチを切るとフィルターを通らずに音が出るようにしました。
実際に使ってみるとセンター周波数付近の音が浮かび上がって聞こえてきます。混信のひどい場合など役に立ち装置だと思います。
4SQROからキットが届きました。クッション封筒に入れられ、きちんとした梱包です。切手部分に$6.55と書かれています。確か送ったのはUSオーダー+$6でしたので、大変良心的な対応をしてくれているようです。
基板はオーダーシートに包まれていましたし、個々の部品はRとCとICは別々の包装になっています。また、ICソケットもケースに入れられ脚が曲がらないよう配慮されています。(左側のアルミ箔に包まれているのがIC関係)