Blue Led Flasher

単三電池2本のケースに組み込みました。電池1本分のスペースに余裕で入りました。

消費電流が少なく、乾電池1本でも長期間にわたって点滅を続けることができる装置です。
今回は青色Ledを使いましたが、白色Ledでも動作しますのでディスプレーなどにも使えるのではないでしょうか。
回路はマッチポンプといわれるもので、コンデンサに電荷を蓄え、その電圧と電池の電圧を直列にしてLedを光らせています。
また、駆動回路としては”しし脅し”といわれる動作をする弛張発振回路を使って点滅させています。
ピカッ、ピカッと光るフラッシュ点灯ですので消費電流も少なく、単四電池でも数ヶ月の稼働が可能です。

基板は秋月電子で販売されている4穴×4穴のユニバーサル基板を使いました。この基板のよいところは穴が大きいので、部品のリード線が3本入れられることです。従って1穴で3つの部品を接続することができます。1/6Wの抵抗など小さい部品を使えば実装密度を上げることができます。
単四電池の入っていたスペースに組み込みたいと思いましたので基板の高さをできるだけ低くなるよう配慮しました。

100均のLedライトの電池ボックスから1本分を残し、2本分のスペースに回路を組み込みました。Ledには光拡散キャップをかぶせてあります。2つのLEDが点滅すると、青い目が光っているようにも見えます。(hi)

100均のLEDライトのケースに組み込みました。2つのLEDがあるように見えますが、1つはCdsです。光拡散キャップをかぶせてありますので、区別がつかないと思います。
辺りが暗くなると、点滅を始めます。明るさで点滅頻度を変えていますので明るい時にはほとんど点滅しません。常時動作しているよりは、電池消耗に対して精神衛生上は多少心安らかです。
上記の、LED2本を並列で点灯させている回路より、この1本だけの点灯回路の方がLEDに流れる電流が多いので、明るく光っています。目立つという点ではLED1本の方がよいように思います。
元のライトは単四乾電池3本で動作するように作られていますから、単四2本分のスペースに回路を組み込むことができます。

この装置は消費電流が大変少ないので、スイッチを付けていません。そのため、ずっと点滅をしています。しかし、明るいときに点滅をしていてもあまり役に立たないのも事実です。
そこで、明るさを関知して暗くなったときだけ点滅をするように改良しました。
ただし、点滅の周期を明るいときには遅くなるようにした回路ですので、全く点滅をしないわけではありません。また、点滅をしないときにも多少の電流は流れますので、消費電流という点ではあまり変わらないかも知れません。

手前に見えている大きな部品がアルミ電解コンデンサです。ここに電荷を貯め、電池の電圧と直列にすることで、LEDを光らせています。

関連Blog

Cdsコントロール付きの回路です。
クリックすると大きくなります。


回路図
クリックすると大きくなります。

Cds controlled Flasher