3月11日(金)14:46 東北・関東を襲った大震災で今年は春が来ないように思っていましたが、季節はしっかりと進み、近くの川縁はサクラの花で埋まりました。 |
|
年度の切り替えというこの時期、いつもなら気分が高揚し、新しい生活へとうきうきするのですが、今年は気が付いたら周りの景色がサクラの咲く春になっていたという状態でした。 落ち込んだ気分でも枝いっぱいに咲く桜を見ると和んできます。 |
|
ゆっくりと桜を眺めながら歩くのもいいものです。例年の花見のような華やかな喧噪はありませんが、どの人も自然の大きさを感じながら静かに花を楽しんでいるようです。 | |
この川縁にはソメイヨシノだけでなく、何種類かの桜があります。 このシダレザクラはソメイヨシノより少しピンクが濃いようです。垂れ下がった枝と共に優しい美しさです。 |
|
寒い日が続いていたので、花の期間も延びたようです。木々の新芽も出始め、淡い緑との対比がきれいです。 | |
川に散った花びらが流れに乗ってピンクの筋を作っています。幾筋もの流れが形を変えながら川面を流れていきます。 {花筏(はないかだ)」という言葉があるように、この時期だけの素敵な景色です。 |
|
花びらで彩られた岸辺にカルガモのつがいがいました。いつもと違った景色に驚いているのかも知れません。 | |
枝一面に咲いた桜を愛でるのもいいのですが、こうして川面や岸辺に散り、風に舞う花びらを愛でるのも一興です。 時々刻々景色が変わり見飽きない美しさです。 |
|
川面を流れる花筏をバックに枝に咲く花を撮影しました。 桜はほんの短い期間に咲きそろい、散っていくことからこの季節の一大イベントになるのでしょう。 大震災で亡くなったたくさんの方々を思い、今年の桜は特別のものとなりました。 |
4月中旬…近くの川縁を散歩して