春の手賀沼
風は冷たいのですが、陽射しは強くなり、すっかり春の装いになりました。
手賀沼の真ん中にある手賀大橋近くの道の駅しょうなんをベースに、手賀沼の周りをサイクリングしました。
前回は徒歩で挑戦したのですが、距離が長く途中でリタイアでした。今回は自転車を用意しての挑戦です。
手賀沼の柏市側にはたっぷりとした幅の遊歩道と自転車道が整備され快適なサイクリングが楽しめます。
しばらく走ると道ばたに土筆を発見。
さっそく、野遊びの始まりです。スギナと一緒に出てくるので「付く子」という名前が付いたとか。
最近では花粉症の症状を軽くするとかで話題になっているそうです。
土筆は胞子茎で、スギナは栄養茎だそうです。同じ植物で地下では繋がっているのだそうです。スギナの芽を出したばかりの姿はどこか土筆に似ていますが、同じ植物とは外見からはなかなか思えません。
手賀沼にはたくさんの鳥がいました。
葦原にはセッカやヨシキリが飛び回っていましたが、動きが速くて写真には収まりません。
コガモのペアが仲良く餌をついばんでいました。雌の方はくちばしの端から水を噴き上げながら泳いでいます。他のカモは、そのような仕草をしていません。このカモだけなのでしょうか、水鉄砲のようにピュッピュッとくちばしのところから水が吹き上がります。
この沼には蓮の群生がありましたが、この時期は枯れてしまっています。蓮の実と茎が一カ所に吹き寄せられていました。
園芸で使う水を撒く道具の口がこの蓮の実と似ていることから蓮口と呼ばれ、「露の如し」ということから如露(ジョウロ)といわれるようになったとか。おもしろい形です。
バン、カイツブリ、コガモ、ユリカモメ、カワウ、などたくさんの水鳥たちを見ることができました。
しかし、この一羽は何という鳥なのかわかりません。全身は緑がかった黒で顔には七面鳥のような赤いこぶがあります。大きさはアヒル程で他のカモたちより大きい鳥です。かわいいとは思えない不気味な鳥でした。
追記:この鳥はバリケンではないかと教えていただきました。ノバリケンを家禽化したものだそうです。
平成21年3月下旬