鴻巣びっくりひな祭り

2月下旬

鴻巣市は「人形と花の街」だそうです。
市役所で行われた「びっくりひな祭り」を訪ねました。
市役所の玄関ではたくさんのひな人形に出迎えられました。赤い毛氈に敷かれたエントランス一面に人形が並んでいます。
周りの壁際には青竹が並べられており、その切り込みにはかわいい人形が入っています。
どの人形も愛くるしい表情で、見て回ると、ほのぼのとした気持ちになります。
立派な衣装の内裏様、お雛様です。
その数の多さには数える気にもなりません。市庁舎の一階部分が一面、人形で埋め尽くされています。
享保雛
子どもと等身大の大きな人形です。
古い人形のようですが、立派な衣装に飾り物も豪華です。
木目込みの人形もありました。
丸い顔で何とも愛くるしいお雛様です。
鴻巣市における人形製作は約380年の歴史があり、鴻巣の貴重な伝統工芸として現在に伝えられているそうです。
12万人市民全員でひな祭りを楽しめるようにと始められ、ボランティアによって運営されていました。
それにしても、この大量の人形たち、どのように集めたのでしょう。また、毎年開催されているとのことですがどのように保管されているのか、気になります。そして、きれいに並べるには大変な手間がかかります。ボランティアの皆さんに熱意に頭が下がります。
28段のピラミッド状のひな壇です。高さは6.2m。エントランスの吹き抜け部分いっぱいに作られています。
「ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇」として日本一の認定を受けているそうです。