南房総を巡る

平成21年1月中旬

船越鉈切神社
春の陽射しに誘われて、南房総を走ってきました。毎年この時期は千倉や白間の花摘みに行くのですが、今回は違うルートを選びました。
館山湾に面した海蝕洞窟に祭られた神社です。縄文時代からさまざまに使われた洞窟のようで、今は神社になっています。小鳥たちの声が喧しいくらいで、ひととき小鳥たちの姿を追って楽しみました。
もう春の海です。
穏やかな陽射しの下で、ハバノリなどの海藻を取っている人がいました。水は冷たいのですが、海岸を歩いても寒さを感じませんでした。いろいろな海藻が打ち上げられた砂浜を散歩しました。
洲崎灯台
東京湾の入り口の一方の目印になっている灯台です。赤と白の点滅で海の航行安全を守っています。ここからは東京湾に出入りする大きな船を見ることが出来ました。
灯台の脇には帝釈天が祭られています。そこは絶景ポイントとのことで「富士山が見えたら大吉、大島が見たら中吉・・・・」と書かれてありました。富士山は雲の中で見えませんでしたが、大島やその向こうの利島などの島影を見ることが出来ました。
洲崎の集落を抜けると岩場の海岸に出られます。その一部は小さな漁港になっていて小さな漁船が舫われていました。
岩場にはタイトプールがあり小さな生き物の観察が楽しめます。
小さな貝だと思って見ていると、突然動き始めました。ヤドカリです。水の中に入れるとすこしずつ浅い方に移動してきます。半分水面から顔を出すあたりがよいのでしょうか、何回やってもそのあたりまで移動してきて停まります。こんな戯れもいいものです。(ヤドカリには迷惑だと思いますが・・)
メジロの群れに出会いました。
集落の中を歩いていると小鳥たちの鳴き声がたくさん聞こえます。椿の木があり、その中に鳥がたくさんいるようです。そばまで行くと一斉に飛び立ちました。メジロです。そして近くのシシウドにとまりました。写真でわかるでしょうか、2羽のメジロがいます。じっと見ているとたくさんのメジロが下りてきて餌をついばんでいました。
砂に埋もれたリュウゼツラン
房総フラワーラインを走りました。外海ではたくさんのサーファーが波乗りに興じていました。
大きな波が打ち寄せる海岸は風も強く、砂が動いています。このリュウゼツランももともとは地面の上でしっかり葉を茂らせていたのでしょうが今ではほとんど埋もれてしまっています。砂は常に動いていることがわかります。