間瀬湖の紅葉〜城峯公園・冬桜
今回も、明確な目的地を定めず出発しました。
関越道嵐山ICで下り、いつもの農産物販売所で野菜や果物を購入します。
ここには地域の方がその場で作っている手打ちうどんと田舎まんじゅうがあって、毎回楽しみです。
駐車場の脇には池があり、草紅葉がきれいでした。
鉢形城祉
荒川を背に、平地に築かれた14世紀の城跡が発掘調査を終え、その規模がわかるように整備されています。戦国時代の城ですから、威厳を誇示するというよりも、戦うことが目的の施設だったことがわかります。
長瀞七草寺・葛の寺 遍照寺
間瀬峠へ向かう途中の山の中にある、落ち着いた寺です。季節には葛の花がきれいなのでしょうが、今は枯れた葉になっています。
一姓一寺の制度でこの寺の檀家はすべて林さんとのことでした。
間瀬湖
間瀬峠を越え、しばらく下りたところにある人造湖です。
ヘラブナ釣りで有名なところらしく、たくさんの釣り人でにぎわっていました。
湖に映る紅葉がきれいです。
この湖は日本で初めてコンクリートの堰堤でせき止めて作られたそうです。
文化庁の有形文化財の指定を受けているとのことで、趣のある堰堤の柱に、そのプレートが設けられていました。
冬桜
神川町を走っていると、小さな桜の花に出会います。この季節に桜?と思ってしまうのですが、形は小さいながらも淡いピンクの桜の花です。
ソメイヨシノのような華やかさはありませんが、清楚な美しさで周りの紅葉と競い合っています。
城峯公園
神流湖を望む高台にある公園です。公園を囲むように作られた道路を上ると、この時期は道路を一方通行にして駐車場が作られています。冬桜と紅葉を目当てにたくさんの人が訪れるようです。
あまりに落ち葉の彩りがきれいなのでシャッターを切ったのですが、その美しさは撮れませんでした。もう少し晴れていればと悔やまれます。
冬桜と紅葉の競演
こちらも、肉眼で見た感動とはほど遠い写真になってしまいました。
淡い柔らかなピンクの桜と黄色や赤色を誇示するような紅葉が一面に広がっています。
紅葉の美しさはさまざまな色が混ざり合い、引き立てあっているところなのでしょう。
小雨の降る天候で、散策する人も少なくゆっくりと景色を楽しめました。
この美しさは人が作ろうとしても出来ないのではと思います。木々の枝のラインと色とりどりに発色した葉、さまざまな色が混然としていながら、その色がグラデーションになっています。
この樹の根本にはライトが設置されていました。
夜間ライトアップされたらどんな姿を見せてくれるのでしょう。樹全体が燃えるような色になっていました。

平成20年11月中旬