富士山スカイライン

平成20年10月中旬

夜明けの赤富士
いつものように自宅を夜遅く出発。今回は東名・足柄SAで仮眠をし、5時過ぎに御殿場を下りて富士山に向かいました。途中、日の出とともに富士山が赤く染まってきました。時々刻々と色を変える富士山の景色に感動です。
富士宮口五合目から見た富士山頂です。
下には雲海が広がっていますが、山頂方向はきれいに晴れています。すでに七合目以上の山小屋は閉鎖されているとのことです。紅葉が始まりきれいな彩りです。
五合目から散策することにしました。六合目から宝永山第二火口を回るコースを行くことにします。
車で2400mの地点まで来られるのはありがたいことです。気温は低いようで、霜柱が見られましたが体感的にはあまり寒さを感じません。ゆっくりのんびり回ることにします。
雲海がきれいでした。
晴れていれば伊豆半島方面が見えるそうですが、今日は一面に雲が広がっています。その上に筋雲が広がり、壮大な景色を楽しめました。
草紅葉を楽しみました。オンタデやメイゲツソウはすっかり枯れています。ハイマツはまだ緑を保っています。色とりどりの植物と富士山のガレ場、そして青空が「ここに来てよかった」と思わせてくれました。
この散策コースはいろいろな景色を楽しませてくれました。ガレ場にもコケのような植物が群生しています。名前はわかりませんが、黄金色の群落を作っていてきれいでした。
爽やかな秋空のもと、山頂を目指す登山者が見えます。今回は挑戦できませんでしたが、いつの日か私も頂上に挑戦したいと思いました。
宝永山頂。
この下には宝永山の火口が大きく口を開いています。柔らかな曲線が広がっています。富士山頂方向にはごつごつとした岩場が見えるのですが、宝永山の周りは細かな砂が集まったような柔らかさが感じられます。
山の天気は急に変わります。あっという間にガスに囲まれ、景色が隠れてしまいました。
宝永火口から新五合目に戻るコースは林の中を歩きます。
木々の紅葉が始まり、こんな小さな木も赤く色づいていました。
樹木があるところでは、木々の色づきが楽しめました。
富士山はいろいろな表情があります。六合目以上になると大きな木はなくなりますが五合目付近には結構大きな木があり、ナナカマドの木は黄色から赤に色を変えています。
紅葉は陽の光をすかしてみると一層きれいです。
ガスの晴れ間には日光を浴びて輝くようなを色彩のグラデーションを楽しめました。
林の中にはこんな秋の姿も見られました。
小さなキノコが朝日を浴びて金色に輝いています。景色の中にしっかり存在を主張しているようです。
今回のコースは五合目駐車場から六合目山小屋=>宝永山火口=>樹林帯=>駐車場まで、ゆっくり歩き、休憩もたっぷり取って約2時間程でした。