幸手・権現堂、曼珠沙華
行幸湖
埼玉国体でカヌー競技が行われた湖の岸辺に沿って散歩道が整備されています。桜が植えられ、季節にはきれいだろうと想像されます。
グリーンモンスターの葛の葉に覆われ、また茅の生い茂る岸辺のはさまざまな草花が咲いていました。
これはハルジョオンのような小さな花ですが、淡い空色です。何という名前かわかりませんが、緑の中できれいな色が輝いています。
桜堤
名の通り、桜が4kmにもわたって植えられて桜の名所なのだそうです。行幸湖から吊り橋を渡ってすぐのところです。桜の下には曼珠沙華がたくさん花を咲かせています。この季節、次から次へと花を咲かせ、目を楽しませてくれるそうです。
曼珠沙華
その咲く時期からヒガンバナとも呼ばれる赤い花は周りの緑とよく映えています。咲く直前のつぼみを見つけました。1本の茎にいくつもの花がまわるく並んで咲き、花弁とおしべ、めしべを反り返るように開きます。集合の美しさです。
ここはフジバカマの自生地でもあるのだそうです。水辺にはアサザやホテイアオイも群落を作っています。たくさんの蝶が季節の最後を惜しむかのように群れ飛んでいました。
曼珠沙華は茎が伸び、その先に真っ赤な花が咲きますが、葉が出てくるのは、ずっと後になります。花を引き立てるには周りの緑が大事です。雑草の絨毯の中に曼珠沙華の花が彩りを放っています。斜面一面に広がる景色は実際に行って直に見る価値があると思いました。

権現堂桜堤  平成19年9月下旬