平成19年4月下旬

今回はくるま旅ではなく、電車を使っての旅でした。西武秩父の一つ前の横瀬で降り、羊山公園を目指します。朝からすっきりと晴れわたり、とても気持ちのよい天候です。たくさんの人で電車は混雑していました。駅から15分ほど歩くとそこは色彩の溢れる世界でした。
一つ一つの芝桜は可憐な花を咲かせています。もう盛りは過ぎてしまっているのでしょうか、少し元気さがありません。しかし、これだけたくさんの株があるとその量に圧倒されてしまいます。
いろいろな種類の株が植えられていて、きれいな模様を構成しています。
ちょうど緩やかな谷の部分に植えられているので山側から見ると一面が見通せます。地面を覆い尽くした鮮やかな色、赤・ピンク・白・淡い紫など、青空のもと太陽に照らされて美しく輝いています。
向かい側に見えているのは武甲山。石灰石の採鉱で、北側の山肌は削られ、山自体の形も変わってきています。
武甲山のすぐ北側が公園になり、その丘陵にはさまれた部分に芝桜があります。
たくさんの人々がお弁当を広げ、芝桜のページェントを楽しんでいました。
セメント工場
羊山公園の芝桜サイトから反対側に、武甲山資料館があります。この地域の大きな産業である石灰石の採鉱とそれを材料とした産業を紹介しています。
石灰石の利用としてまず思い描くのがセメントですが、その工場も近くにありました。
山の中を行く電車。
飯能から西武秩父までは単線になります。電車は駅ごとにすれ違いをしながら運行しています。西武秩父を出てトンネルをくぐり、横瀬へ行く途中の風景です。羊山公園から見下ろすことができます。山間の花々の中を走っていく電車の景色もなかなか風情があります。
秩父・羊山公園 芝桜の丘