保田の水仙ロード

平成19年1月上旬
千葉県鋸南町保田

千葉県鋸南町。冬でも暖かいという南房総はもう早春の花盛りでした。長狭街道を保田神社の脇で分かれると江月水仙ロードに入ります。やっと車がすれちがえるほどの狭い道が続き、その両側に日本水仙が一面に咲いています。
12月から2月まで「水仙まつり」が行われているとのことで、たくさんの人が見物に訪れていました。
山間の村に群生する清楚な水仙は心を和ませてくれます。いたるところから水仙の香りが漂い、のんびり散歩を楽しめます。
保田川の脇の山、北斜面にたくさんの鳥の姿を見つけました。シラサギです。シラサギの群がる山があるとは聞いていましたが、こんな所にも群がっているとは驚きです。
近くの田んぼにも白鷺が餌をついばんでいました。人家のすぐ近くです。ちょうど飛び上がったところをねらってシャッターを切ったのですが、うまく撮れませんでした。
食用の菜花も栽培されています。花のつぼみが出てきた頃、その部分をつみ取って出荷されるので畑には大きくなった葉しか残っていません。
その前には日本水仙の群落です。畑にならないような斜面などに水仙が植えられています。空いているところにはどこにでも水仙があるような状態です。
変わった水仙を見つけました。花びらの数がとても多く、そして小さい緑色です。この周辺のいくつかの株だけがこの形でした。種類が違うのでしょうか。名前など詳しいことはわかりませんでした。
用水路の脇の斜面の群落です。水の流れとともに水仙の香りが流れてくるようなすてきな景色です。
雑木林の根元にも水仙が花開いています。栽培されているという雰囲気ではなくまったく自然の景色の中にとけ込んだ様子です。花を見ると言うよりも花のある景色を楽しむことが出来ました。