アグリパークゆめすぎと

平成18年12月中旬

埼玉県杉戸町
道の駅「アグリパークゆめすぎと」は埼玉県の茨城県寄り、利根川が江戸川と分岐し両方の川に細く挟まれた千葉県の関宿の近く、埼玉県北葛飾郡にあります。
杉戸町の「町の駅」にもなっている、農場や広場、池などのある公園です。
国道4号線から少し離れた埼葛広域農道に面しています。
公園の池にはカモがのどかに泳いでいました。ジョギングする人あり散歩を楽しむ人あり、近隣の人々の憩いの場となっているようです。野菜や花の直売所があり、アグリパークという名の通り、農家からの新鮮な作物が運び込まれていました。
屋敷林
周辺を散歩していると、きれいに整備された屋敷林を発見しました。家をすっかり取り囲むように常緑樹が植えられています。ちょうど塀のように剪定されています。
双眼鏡にデジカメをくっつけて撮影してみました。デジスコのまねごとです。
この地域は関東平野の真ん中に近く、「上州のからっ風」といわれる風への対応が必要だったのでしょう。
今は周囲にも家が建っていますが、畑の真ん中にポツンと家があるような状況では風の影響をまともに受けたと思われます。
その風を少しでも避けるために、農家ではこのような屋敷林が作られたようです。
水屋を発見。
関東平野の真ん中ほどですので、利根川などの氾濫があると、その水がひくのに長い時間がかかったようです。そのため、各家には普段生活する母屋とは別に一段土盛りをした水屋が作られました。
たまたま散歩の途中でその家を見つけることが出来ました。
水屋は1.5m〜2m程度の土盛りの上に、窓の少ない、蔵のような家が造られています。土盛りの傾斜部分には篠竹が植えられ、土の流出を防いでいるようです。
洪水や強い風など厳しい自然と共に生きてきた人々の工夫がそこかしこに見られた散歩でした。
白鷺がいました。
道路のすぐ脇の畑に大きな鳥が舞い降りてきました。白鷺です。白くて大きいので目立つのでしょうが、自然の動物がまだまだ身近にいることにほっとしました。
しっかり写真を撮ろうと車を止め、カメラを構えた途端、シラサギは翼を広げ飛び立ってしまいました。
電線が縦横に交差し、自動車が行き交う街中に、大きな鳥が優雅に飛んでいる風景もなかなかいいものです。