九十九里浜の蓮沼海浜の森
この公園は九十九里浜の長い海岸に沿って児童遊園や野球場、散策道など様々な施設が設けられた細長い施設です。無料の駐車場に車を預け、散策しました。
松林の砂防林を抜けるとそこは太平洋。見渡し限りの水平線です。冬の海は閑散としています。夏にはたくさんの人で溢れたであろう砂浜も波の音しか聞こえません。
面白い現象に出会いました。足下を砂が走っていきます。ほんの数センチのところを、細かな砂が音もなく流れていきます。時々刻々とその流れは変化していき、見ていても見飽きない眺めです。舞い上がるのではなく、地面すれすれを砂が走っていきます。しばしその美しさに見とれてしまいました。
風紋が見られました。砂丘ほどの広がりはありませんが、砂が流れ、みごとな造形が形作られていきます。自然が織りなす美しさです。音もなく変化していく文様は見事としか言いようがありません。
九十九里浜

平成17年1月