日光・戦場ヶ原を歩く

平成15年6月下旬

 戦場ヶ原
 今回も、夜中に出発、日光口で仮眠。夜明けを待って、いろは坂を登りました。赤沼茶屋の駐車場に、車を置き、歩き始めます。
 駐車場は早朝にも関わらず、すでに車で埋まっていました。釣りをする人たちが、夜明けから来ているようです。さわやかな空気の中、歩き始めました。
マイヅルソウ
 木道を歩いているとき、ふっと目に入ったのが、このおもしろい形の花です。「マムシソウ」とか「ウラシマソウ」とよく似ていますが、色が異なります。図鑑で調べると、どうも「マイヅルソウ」という種類のようです。
鹿に出会いました。日光では猿に出合う機会は多いのですが、鹿に出会うのは初めてでした。戦場ヶ原の中程、低木が茂ったところで、草を食んでいました。こちらに気づいているようですが、逃げる気配はありません。人間が木道から出てこないのを知っているのでしょうか。
バイケイソウ
 草原の中にひときわ大きな株がありました。花はまだ咲いていないようですが、花穂がすっと伸びています。花が白梅に似て、葉がシラン(ケイラン)に似ていることからこの名前が付いたとのことです。その大きさから目立つ植物です。
ハクサンフウロ
木道の陰に、そっと咲いていました。鮮やかな優しいピンクです。こうした自然の植物のたたずまいに触れられるからこそ、散策が楽しいのですね。

やまおやじ
小滝から湯滝への道、大きな木に出会いました。「やまおやじ」と呼びたくなるような木です。長い年月を経てごつごつとした木肌を持ち、どっしりと根を張っています。何という木なのか、同定できませんでしたが、その存在感に圧倒される木です。
赤沼茶屋から湯滝までおよそ、2時間のゆっくりした散策でした。帰りはバスで光徳経由、赤沼茶屋まで20分300円でした。