平成28年1月14/15日

伊豆のプチ周遊
 ルビー婚記念の意味を込めて、再び伊豆を巡って来ました。
 伊東の道の駅は整備されて、マリーナが作られ、それを取り囲むように防波堤が伸びていました。この日は吹く風が爽やかに感じられるほど冬とは思えないような暖かさで、のんびりと散策を楽しみました。堤の先端に設置されている像はどちらから写しても二人の像の一方はおしりを向けてしまうので、男性の像のおしりをバックに撮影でした。海の色がきれいで大島がはっきりと見えました。
 爪木崎のスイセン
今年は異常な暖かさのようです。12月20日から始まった水仙祭りですが、2月の終了を待たずに花は終わってしまいそうです。すでにほとんどの蕾もなく、香りも楽しめませんでした。灯台のある高台にのぼると風が強いのですが、寒さは感じません。常緑広葉樹が生き生きとした緑を見せてくれています。
 くるま旅なのですが、今回は宿を利用しました。最上階の角部屋。オーシャンビューのすばらしい眺望でした。夕方には日の入りで夕焼けに輝く空を堪能し、翌朝には日の出の刻々と移り変わる海の景色を楽しみました。
 伊豆の島々がすぐそこに見えました。左手に大島、そして利島、鵜渡根島、新島、式根島、神津島と並んで見えましたが新島と式根島の間から見えるはずの三宅島は見えませんでした。
 伊豆七島は行政的には東京都ですが、この景色を見ていた人々にとっては字句通り、伊豆の国だと思いました。
利島と三角形の鵜渡根島のシルエットを浮かび上がらせて上ってくる日の出はとてもの神々しく思いました。、
下田公園
 下田港の向かい側、赤根崎にある公園です。鵜島城跡であり、坂道を上っていくと天守があったというところまで行くことができました。
 この公園は野鳥がたくさん見られました。鳥たちの様々な鳴き声に包まれています。ジョウビタキ、アオジ、メジロ、コゲラ、もちろんヒヨやスズメも多いのですが、豊かな樹林の中でたくさんの小鳥たちが生息しているようです。双眼鏡を車においてきたことを残念に思いました。
 この山は下田海上保安部のアンテナとしても利用されているようで、そこからの港の眺望もすばらしかったです。
 下岡蓮杖の記念碑
下田公園からペリーロードへ途中に蓮の杖を持った銅像が設置されていました。日本で初期に写真術を始めた人物であり、日本における石版印刷業、牛乳搾取業、乗合馬車営業の開祖であるとされているそうだ。
 下田公園には日米修好の記念碑などもあり、幕末における下田の位置づけが色濃く伺えるところでした。
 河津七ダル(初景の滝)
滝のことを”垂れる”と言うことから「垂水」と呼び、ここは「ななだる」というのだそうです。
地形的に古い岩盤を破って貫入した溶岩が柱状節理を形成し、その間を水が流れることで、いくつもの滝が構成されています。伊豆半島ジオパーク構想にも組み込まれているように地学的にも興味深いところです。
不動の滝
 左側の褶曲した柱状節理が圧巻です。岩盤の間を透き通った水が流れていきます。岩盤の様子を見ていくと古い時代のものに新しい溶岩が貫入してきた様子がうかがい知れるところがあり、楽しい散策になりました。
出会いの滝
位置的には、下流側に大滝があり、上流の滝を含めて七滝と称しているようです。現在は大滝の見学が閉鎖されているため、この出会いの滝が駐車場に一番近いところとなります。岩を浸食して流れを作ってきたのでしょうか。岩と水の織りなす景観が楽しめました。
 そして、水と言えば”わさび”。茶店で わさびを添えながら食べた蕎麦は格別の味わいでした。