鬼石 桜山公園

平成26年11月下旬 群馬県藤岡市鬼石

桜山公園は山の上にあります。大きな駐車場が3つも設置されていていますが、冬桜のこの時期は一方通行の規制が行われています。
足下で見つけたのはタンポポの綿毛のようなかわいい造形です。葉の形がタンポポと異なるので何という名前なのか不明です。自然の造形の巧みさに感心させられます。
桜山公園は冬桜で有名です。関越道、本庄児玉ICから約40分です。
冬桜がたくさん咲いていました。春のサクラと違って木全体が花びらに覆われるような咲き方ではありません。でも華やかさはありませんが、一つ一つの花はとてもきれいな姿を見せてくれています。
この時期の楽しみは、紅葉と桜の競演です。常緑樹も彩りのアクセントになっています。山の等高線をなぞるように散策道が付けられています。登りは急ですが、山の周りをゆっくりと巡ることができます。
ドウダンツツジの紅葉と冬桜、そして紅葉の色、地面には緑の草が彩りを添えています。
この日は雲が多く光が少なかったのですが、もっと晴れれば色が輝いているのでしょう。
下草も草モミジのように色づいています。落ち葉も色とりどりできれいです。
春の新芽が出てくる頃もきれいなのですが、この季節はそれにも増してさまざまな色が楽しめます。
秋の楽しみの一つは、さまざまな実が見られることです。
蔓草の実なのですが、絡み合った蔓と色づいた実がかわいらしく、このままリースにまとめればクリスマスのオーナメントにできそうです。
こちらもおもしろい形の実です。カラスウリの花のようなレース状の毛を持っています。種をはじき飛ばした後の外包のようですが、これ自体がおもしろい造形です。
追記:これはセンニンソウ(仙人草)のようです。
大きな桜の木(冬桜ではない)の枝にヤドリギが付いていました。遠くから見ても明らかにその親木とは異なるものを見つけたのです。親木は全て葉を落としているのですが、このヤドリギはまだ緑を残しており、黄色い実を付けています。
コケと笹、石とモミジの落ち葉
日本庭園の定番のものが揃っています。もう少し落ち葉を整理すると情緒が出てくるのでしょう。
この地域の特産として庭に据える常夜灯があるのだそうです。池を中心にした日本庭園が設えられていました。