とみやま水仙遊歩道

平成25年2月下旬

道の駅 富楽里とみやまのパンフ(PDF)

もう時期が遅くなったかなとは思ったのですが、千葉県南房総市のスイセンを見に行きました。
館山道から道の駅「富楽里」を目指します。館山道から直接このSAに入れるのですが、帰路を考えて鋸南・富山ICで降りました。
道の駅のインフォメーションで情報を仕入れます。上記にリンクを張ってある説明書をいただきました。
道の駅から歩いて約1時間のコースだそうです。注意を受けたのは手前にある出口から入らないこと、スイセンは農家が植えているので摘み取りをしないこと、途中にはトイレがないことでした。
県道89号鴨川・富山線沿いをしばらく歩きます。山側に歩道があり田園の景色の中をのんびり歩けました。
途中で出会った頼朝桜(河津桜)です。この近くの保田川沿いには3.5kmにわたって植えられているとのこと。ここで出会ったサクラは枝の一部が咲き始めていました。
とみやま水仙遊歩道のパンフレットに記載されていた入り口の目印「自動販売機が2台並んでいます。郵便ポスト」その後ろ側には竹林も見えます。
これなら間違えずにコースに入れます。
さらに、コースの入り口にはこんな案内板もありました。コース全体の状況が把握できます。
ここから竹林の間の道を登ります。
道はなだらかで、すぐにスイセンの群落が見えてきます。真っ青な空と一面に植えられたスイセンがきれいです。
ここのスイセンも保田・江月のものと同じニホンスイセンがほとんどです。なかにはわずかですが黄色いニオイスイセンも見かけました。
これもパンフレットに記載されていた「蜂の巣箱」です。スイセンの蜜を集めた蜂蜜はどんな味なのでしょう。道の駅で探してみましたが見つかりませんでした。
コースの途中から展望所への分岐があります。この標識から少し登ったところが見晴らしがよいと道の駅のインフォメーションで教えてもらいましたので寄り道をしました。
展望所からは岩井の街や海が見えました。その先には大島や利島の島影も見えました。
背後が林になっているので日だまりで暖かかったです。東京湾に出入りする船を眺めながら野鳥の声を聞くのも楽しいひとときでした。
展望所からは下り坂になります。その途中にもスイセンの群落が見られるのですが、下るにつれて竹林に囲まれた細い道でわき水が流れている歩きづらい道になります。
竹林の中では竹同士が擦れ合うのでしょうか、人の声のような音が聞こえてきます。暗くなっては通りたくない道です。
展望所から下り、県道89号鴨川・富山線に出たところにある出口の標識です。
インフォメーションで「出口から入らないように」と注意された理由がわかったように思いました。
もし出口から入ったら、コースに入ったとたんに急な悪路の登り坂で、竹林の不気味な音を聞くことになります。せっかくのハイキングも楽しくなくなってしまいますよね。