権現堂公園の曼珠沙華
埼玉県の北寄りにある幸手市。
権現堂公園に行ってきました。堤に沿って桜の並木があり、春にはお花見で賑わうところだそうです。
今の時期はヒガンバナが咲いている頃と期待して行ったのですが・・・。
この公園は整備が進み、大きな駐車場がきれいになっていました。第2駐車場もありたくさんの方が来ていました。
小さな花がたくさん集まって一つの花のようになっています。この赤い色は、周りの草の緑と対比してとても鮮やかです。ピンク色の花もあるようですが、赤い色がすてきです。よく手入れされているのか、花の大きさが15cmほどもあるのが見られました。
赤とんぼではないようですが、たくさんのトンボが飛び回っています。写真を撮ろうと近づいても逃げようとしません。人慣れしてしまったのか鈍感なのか、自然の生き物には人との距離感を持っていて欲しいと思ってしまいます。
彼岸の頃に咲くのでヒガンバナというのでしょうが、今年は成長が遅いようです。まだほとんどの株がつぼみのままです。ふくらんでいるつぼみを見ると、これらが一斉に咲き出す頃には辺り一面真っ赤になりそうです。
堤の斜面にだいぶ咲きそろっているところを見つけました。草の間から花柄だけが伸びて炎のような花を咲かせている姿は見応えがあります。
木の幹に赤い虫がいるのを見つけました。最初はクモかなと思ったのですが、よく見ると脚が3対です。1匹だけだと思ったのですが周りにたくさんの仲間がいました。しかし、1匹だけが鮮やかな赤で、他の虫は真っ黒です。赤い個体は脱皮をしているようにも見えます。赤と黒の対比が不気味です。何という昆虫なのでしょうか?
季節の風景です。もう少し立つともっとたくさんの花が咲き出し、にぎやかになりそうです。
ふと足元を見るとタンポポが綿毛の種子球とともに咲いています。季節的になんとなく不自然さを感じますが、都市の中の植物は鷹揚なのかも知れません。
車に帰ってくるとアンテナの先にトンボがとまっていました。秋の空をバックに撮影しました。先端に乗っているというよりも、支柱にしがみついているような格好がユーモラスです。風にあおられて向きを変えられながらも羽根を動かしながら一生懸命アンテナを握っていました。

平成23年9月下旬