千葉・旭市
 旭市は東京からは東関東自動車道・大栄ICから東総有料道路を経由し、一般道を行くか、東関東自動車道から千葉東金道路を経由し、横芝光ICから国道126号で行くルートが一般的なようです。
 市の主要部を通り抜けて、海に行きました。矢指ヶ浦海水浴場はきれいな砂浜が広がっています。砂鉄でしょうかきれいな模様が見られました。
 海岸の水際一面がもやのように霞んでいます。陽射しが強くなってきて、暖められた砂浜から水蒸気が上がっているようです。
 サーフボードをしている人たちが見られますが、あまり多くありません。
 砂浜にたくさんの小さな砂団子が見られます。何か生き物がいるようです。よく見てみると、小さな貝が縦になって顔を覗かせています。
 打ち上げられていた漁具のロープには海藻がびっしりと付いています。そこに巻き貝がいました。この海はゆたかな営みが行われているようです。
 さらに先に進むと、飯岡漁港がありました。
その近辺は大震災の津波で大きな被害があったようで、海岸沿いの家々は壁に大きな穴が開いたり、出入り口にブルーシートが張られていたり、中には家がすでに取り壊されて更地になっていたりしています。
 そのすぐ近くの刑部岬は景勝地「屏風ヶ浦」の上にあたるところです。
 刑部岬は夕日がきれいなところとして有名だそうで、展望館が設けられています。
 展望館から少し下ったところにある「海辺里(つべり)」で復興どんぶりをいただきました。ご主人が被害にあった街の復興を願って始められたそうです。いただいたのはイワシの漬け丼でしたが、これを食べるだけでも訪ねる価値があるほどうまかったです。
 岬の付近は公園として整備されていて、トベラがたくさんの実を付けていました。
 この木は雌雄異株で、実をまったく付けていない雄株も見られます。
 飯岡漁港。
沖側のテトラポットが崩れています。復旧が進んでいるようで船も入っていました。
 震災当日、何度も津波が襲い、特に第4波が大きくこの辺り一面を襲ったようです。一日も早い復興をお祈りしたいと思います。

千葉・旭市 平成23年7月上旬