那珂湊
 今回は夜出の予定が狂ってしまい、朝出となってしまいました。早朝に出発したので、高速道の上で日の出を迎えます。東の空がだんだんに赤みを帯びてきて辺りが明るくなってくる様子を楽しめました。
 西の空には満月を少し過ぎた月が明るく輝いています。
 漁港の近くの店は朝早くから開いています。まだ駐車場には余裕がありますが、お客さんも増え始めています。
 年末と言うことで荒巻鮭や蛸、蟹などが多くなっていました。
 とりあえず腹ごしらえと地魚の寿司をいただきました。その後、掘り出し物探しの散策です。
 穏やかな天気にいろいろな鳥たちが飛び交っています。鳥の観察も楽しいものです。ウミウが目の前の海面に突然顔を出し、すぐまた潜ってしまいました。カモメ?が群れをつくっています。
 たくさんの鰯が干されていました。一串に20匹もあるでしょうか。キラキラと日差しを反射しきれいです。軽く塩水に浸されているようで、表面が乾くと完成のようです。「うまいから、これは是非もて行け」との作業をしている方の強いすすめで購入し、家で焼いて食べましたが、確かにうまかったです。
 河口の砂浜が部分的に黒くなっています。試しに磁石を近づけるとその黒い粒が付いてきます。
 辺り一面がこのような状態ですから磁石を使えばたくさんの砂鉄がとれそうです。
 今回は小さな磁石しか手元になかったので、次回は強力な磁石を準備して挑戦してみたいと思います。
 太平洋に面しているので、大きな波が打ち寄せてきます。防波堤にぶつかるときちょうどチューブのように丸まりながら押し寄せています。
 沖の方にはサーファーがたくさん浮いていました。いい波をつかむと相当な距離を波とともに走っています。
 暖かい日差しの中でぼぉーと波の動きを眺めているのもいいものです。
 河口にかかった海門橋の中間地点にこんな鐘がつるされていました。「キラキラドリームベル」とのことで、大切な人と一緒に海に向かって願いを込めながらこの鐘を3回鳴らすのだそうです。

平成22年 12月中旬