秋の野遊び 小川・東松山

平成22年11月中旬

小川町の農産物販売所を訪れました。
ここは午前中でほとんどの農産物が売り切れてしまいます。
10時頃に着いたので新鮮な野菜を手に入れることができました。
せっかく来たので、付近の散策をします。
遠くからでは分からないのですが、販売所のすぐ脇の野原に足を踏み入れると、小さな花たちが迎えてくれます。
駐車場の隣に養魚池があり、その周りは林になっています。
池の周りではいろいろな野草が見られます。
数mmの小さな花ですがルーペで見るととてもきれいでかわいい花です。
アザミのようですが、葉はトゲになっていません。
淡いピンク色が可憐です。タムラソウかと思われます。
もうスミレが花を開いていました。早春の花というイメージがあるのですが、いくつもの株がかわいい花を付けています。
なんという名前があるのかわかりませんが、ダリアのような花です。でも大きさは5mmほどの小ささです。
ワルナスビという野草のようです。
そばには小さな丸い実を付けていました。緑色からなす色に変わっているもののあります
大きなクモが木と木の間に大きなクモノスをかけていました。
1m近くもあるクモノスです。どんな獲物をねらっているのでしょうか。
嵐山ICから農産物販売所に入る少し手前に「百庚申塔」という立て札がありました。斜面を登っていくとどんどん山に入っていきます。すると自然石の一面を平らにし、庚申塔と掘られた石碑がたくさんありました。
嘉永2年にここ下横田の人々に作られた庚申塔が一列に並べられている町指定の史跡だそうです。
稲荷社に向かって一列の庚申塔が並んでいます。一つ一つに寄進した人の名前が彫られています。自然石の土台に穴をうがち、そこに差し込むように石塔が建てられています。これだけの数が並ぶと壮観です。
冬桜が咲いていました。それも八重です。まばらに咲いているのも冬桜らしい風情です。
イヌタデが紅葉していました。珊瑚のような鮮やかな赤です。花のピンクが隠れてしまうような鮮やかさです。
コガノキでしょうか。シロダモかも知れません。
辞典で調べていますが同定できていません。
葉にはニッキのような芳香があります。
房状のマンサクの花のような淡い黄色の花が咲いていました。実は光沢のある赤い色で6〜7mmの卵形です。
灌木の上に色づいた葉が散っていました。緑の葉と紅葉した葉のコントラストがすてきです。
ホトケノザ
春の花というイメージがあるのですが、野原にはたくさん群生していました。
今年は天候が不順なのでもう咲いているのでしょうか。
東松山市柏崎にある鷺大神社の狛犬です。
左側の像がこのように右足をあげて手招きしているようです。右側の像は足を玉の上にのせています。
なんとも愛らしい動きのある狛犬です。
神社の中のイチイの木にはかわいい実がなっていました。
最初はスズランのような形ですが、次第に周りの赤い部分がせり上がって中から白い固まりが顔を出して形が変化しています。
イチイの木にこの実がつくと、クリスマスツリーにかわいいオーナメントを付けたようです。自然のままなのですが飾り付けたような雰囲気になっています。緑と赤のコントラストがすてきです。