東秩父を歩く
11月も半ばになるのに、朝から南風が吹き、10月のような暖かさに誘われ、山里を訪ねました。
まだ木々の紅葉が楽しめます。
何というトンボなのでしょうか。まだ、里に残っていました。よほどこの石の上が気に入っているのか、近づくとさっと逃げるのですが、一回りしてまたこの石の上に留まっています。
木々の葉がさまざまに色づいています。銀杏や紅葉のように鮮やかな色ではありませんが、さまざまな色のグラデーションは見ていて飽きません。
今日の川は、この暖かさでとても伸びやかに感じました。クレソンが葉を広げ、小魚が群れを作っていました。まだ残る緑の草と落ち葉のコントラストもきれいです。
青空に映える、こんなきれいな色づきの葉もありました。陽の光をかざして下から見上げる紅葉もすてきです。
川の向こうには農産物販売所があります。ここに車を置かせてもらい、ぶらぶらと川に沿って散歩です。
農産物販売所は山の北側にあるので、少しくらい感じですが、川のこちら側は陽の光をたっぷり浴びて別世界のようです。
一本の銀杏が鮮やかに染まっていました。この木一本だけで存在感があります。この季節は特別な舞台を用意してくれているようです。
これは別の山で、日光をすかして見た紅葉です。山を登っても暑さを感じず、心地よい風が楽しめました。
東秩父和紙の里の脇には、手頃な展望台のある山があります。そこから眺めた施設の全景です。
展望台から眺めるとあたり一面の山々の彩りが眺められます。おもしろかったのは山の木々をばっさりとバリカンで刈り取ったように、送電線を通しているところが見えました。

平成21年11月中旬