平成21年8月初旬
今回は、くるま旅でも、車を降りて歩くことにしました。 御岳山の大滝口駅前にある駐車場を使わせてもらいました。400mあまりの急勾配をケーブルカーで登ります。6分程ですが、上に着くとひんやりとした空気で山に来た雰囲気を味わえます。 |
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御岳山はこの時期、レンゲショウマが花盛りでたくさんの人が訪れています。花は下を向いてひっそりと咲いています。曇り空の下でしたので余計静かな感じの写真になってしまいました。 | |
武蔵御嶽神社までは多少の上りがありますが、神代ケヤキや宿坊などを見ながら散歩気分で歩けます。神社の階段のところから脇に外れて、大岳山を目指します。 天狗の腰掛け杉の分岐点 一番広い道を行くことにします。奥の院を通るコースは急な上りで道も細く、きつそうです。 |
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最初は広かった道もだんだん狭くなり、所々に鎖が設置されています。足下も岩が多くなり、滑りやすくなりました。 「滑落注意」の看板も随所にあります。慎重に足を進めました。 難所にははしごや階段が設置されていますが、ハイキング気分で来られるところではありません。 |
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大岳山神社 急なアップダウンが続いたところで、やっと一休憩できるところにつきました。少し広くなったところには以前は山小屋があったようですが、今は閉鎖されていました。また、奥まったところにトイレがあるようですが、近づきがたい雰囲気です。 |
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大岳山山頂。 標高1266.5mにたどり着きました。 たどり着いたという表現が実感です。ごつごつとした岩を両手で掴みながら上がってきました。 幾種類もの蝶やトンボが見られました。でも、ガスに囲まれて周りの景色は見られません。登ったという満足感だけを味わいました。 |
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下山途中、ザワザワという音に驚かされました。雨が降ってきたようです。木々の葉に雨が当たり、頭上で大きな音がしています。雷鳴も聞こえ始めました。周りをガスに囲まれ、心細くなってきます。雨具を用意してあったのですが、雨粒は木々に遮られて落ちてきません。雨がひどくならないうちに先を急ぐことにします。 | |
御嶽神社奥の院 大岳山を下り、御岳山を登ったところにあります。さや堂に納められていて、奥の院という名前の通りのお堂でした。 このさらに上に石造りの小さな祠があり、そこには男具那の峰1070mと記されていました。 |
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山を下りるに従い、雨は上がってきたようです。雲間から日射しも見えています。雨の中を足元ばかり見ながら歩いてきましたので、木々の葉の間から見える、向かい側の山の景色がとてもきれいに見えました。 駐車場に戻り、一息入れているとたくさんの緊急車両が集まってきました。大岳山で滑落事故発生とのことで、救助隊が編成されています。山は侮ってはいけないと肝に銘じ、事故者の無事な救助を願いました。 |